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発達障害の人に向いている・向いていないバイトとは【過去の自分に伝えたい】

「発達障害を持っていも理解されるバイトとか、働きやすいバイト先ってどこだろう。色々と向いているバイト・向いていないバイトを探しているけど、結局どこを選べばいいかわからない。みんながやっているバイトって私に向いているのかな」

といった疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、発達障害(アスペルガー症候群)を持ちながら、様々なバイトを経験してきました。

最初は全然うまくいかなくて「マジで社会厳しすぎだろ…」と落胆する毎日。

実際、この記事を読んでいる方も

「全然バイトがうまくいかない…」
「発達障害を持っている自分はどうやって働けばいいんだろう」

と不安に思っているんじゃないかなと思っています。

ただ、そんな経験を通したからこそ、発達障害に向いている仕事・向いていない仕事が分かるようになりました。

なので、今回は発達障害の人がバイトを選ぶうえで気を付けるべき点を解説します。

  • 発達障害に向いているバイト
  • 発達障害に向いてないバイト
  • 誰でもできるバイト=発達障害に向いていない件

ぜひぜひ、バイト選びの参考にしてみてください。

発達障害に向いているバイト

 

発達障害の人に向いている仕事

①年賀状内勤のバイトやポスティング案件
②清掃作業
③軽作業の工場
④スーパーの裏方業務
⑤本屋
⑥Uver Eats

①年賀状内勤のバイトやポスティング案件

年賀状内勤の仕事は年末での仕事の募集になります。

また、ポスティングはチラシやビラ配りの仕事ですね。ティッシュ配りと似ています。

どの仕事も一人作業が出来る環境なので、コツコツ単純作業ができる人には向いているかなと思います。

あとは、コミュニケーションを頻繁に取るというよりかは、作業単位が振り分けられているので、同時作業を苦手としている発達障害の人には向いていると思います。

決められた場所や環境で変化がすくなず集中できるのもメリット。

同時作業を苦手としている人
コミュニケーションを頻繁に取るのが苦手な人に向いています!

②清掃作業

清掃作業はビルの清掃や病院などの医療機関などで清掃をする仕事です。

未経験OKで年齢不問だったり、雇用形態も「短期~長期」と働きやすさの幅が広いですね。

与えられて仕事をテキパキこなす事が多いので、接客が苦手なASDの方でも働きやすいと思います。ただ、年齢層が幅広いので、世代別のコミュニケーションなどは必要になってくるかもしれません。

他人と関わらずにテキパキ物事を進める人
マイペースに仕事をしたい人に向いてます!

③工場内の軽作業

工場内の作業はさまざまありますが、その中でも不良品や動作チェックなどの単純作業はマルチタスクを必要としないので、発達障害の方におすすめ。

ただ、ずっと同じ仕事を続けるという点では、飽きっぽいADHDの方には苦痛かもしれません。

どちらかというとASDの人の方が、ルーティンワークを何時間も淡々とできるので、ASDの人向けかもです。

ひとつ注意点としては、場所によっては結構な力作業になることが多い点です。

軽作業と言っていても、工場内で重い商品を運ぶ担当になったりすると、永遠と力仕事になったりするので、詳細などは聞いてみましょう。

ルーティンワークにストレスがたまらないASDの人
飽きっぽいADHDの人には向かないかもです!

⑤本屋

本屋のバイトは意外ですが発達障害の方に向いている仕事の一つ。

作業内容はレジや商品整理や陳列作業やお客様対応など。

最初に覚えるまでが大変ですが、その後は作業の繰り返しとなるので始めやすいです。

レジを含むお客様対応など、同時仕事は入ってくるものの、駅構内などお客さんがかなり多いところを除けば働きやすいと思います。

「特定のモノに関して興味やこだわりが強い」ASDだと、お客さんとの関りや、バイト仲間とも本が好きという共通点があることから、他の仕事と比べて人間関係も築きやすいかと思います。

難点は、本を運ぶ作業が意外と重労働なので、体力を使うというところですかね。

「本が好きだぜ!」というASDの方に向いています!

⑥Uver Eats

最後に今流行りのUver Eatsです。飲食店の注文が入ったら、自転車やバイクなどを使いデリバリーするのがUber Eatsの仕事内容です。

個人事業主としてパートナー登録することで働けます。

何と言っても、メリットは好きな時間に働けること。

基本的には待機して、注文が入り次第、受け取り配送という流れなので、スキマ時間に働くことができます。

バイトによく遅刻してしまったり、集中力がなく長続きしないというようなADHDの方や、コミュニケーションを取らずに自分のペースで働きたいときだけ働きたいASDの方には、打ってつけでしょう。

注文が入りやすい都内で、稼ぎ時に働き続ければ、Uver Eatsだけでここまで稼げるらしいです。

さすがに毎日20時間労働は大変ですが、最大でここまで稼げるようになる可能性があるのはすごいですよね!

Uver Eatsをやっている友達によると、チームで連絡を取り合って協力をするところもあるみたいです。

もちろん、ソロでの配達でも稼ぐことができます。

スキマ時間に、一人で働きたいときに働き、チームで連絡を取りたいときは取る。という自由度の高さはバイトの中でもピカイチです。

あすてん
あすてん
いずれはぼくもUber Eats初めて解説記事とかを作りたい…!!

マイペースに働きたい発達障害の人
コミュニケーションを最低限に抑えたいASD
動きつづけることに抵抗が無いADHDの人に向いています。

発達障害に向いてないバイト

逆に発達障害の人に「これはちょっと向いていないかも…?」という仕事もあります。

発達障害の人に向いてない仕事

コンビニ
ファミレス
③オールオペレーター

順番に解説します。

①コンビニ

みんなができる仕事の代表格といえばコンビニです。

バイトを始めると言ったら「まずはコンビニじゃね?」と思うくらいにはメジャーなバイトですが、発達障害の人には結構難しかったりします。

理由は、作業内容が膨大かつマルチタスクで要領よくこなさないといけないからです。

 

コンビニの業務内容一覧

・レジ業務
・接客
・仕込み(おでんやホットスナック)
・掃除業務
・呼び込み
・郵送や配達手続き
・タバコの銘柄覚え
・期間限定商品(クリスマスケーキ)

他にはありませんが、これらを短時間で淡々とこなす要領の良さを求められます。

ぼくも経験したことがあるのですが「これって誰もできる仕事なの?」って軽く絶望するレベルです。

また、コンビニに来るお客さんは、パッと買ってパッと帰るような人が多いので、接客スピードも求められるのが難しいですね。

あすてん
あすてん
実際、週に3・4回くらいコンビニに行きますが、ミスをしている店員さんってほとんどいませんからね。それくらい要領の良さが必要…

ただ、例外として深夜のコンビニだと人手がすくなくマイペースで働ける可能性もあります。

これは都内か地方かなど忙しさで変わりますが、忙しくない場所であれば、深夜帯であれば、マイペースに仕入れや検品やドリンクの補充などができたりします。

接客対応も深夜であれば、来店・接客回数も多くないので、朝までとなると時給の高さの割に合うと思います。

場所によって大きく変わると思うので、下見などが必要かも。

短時間で要領よく仕事をこなせるスキルが必要
誰でもできる仕事だが、発達障害の人には難しいかもしれません
深夜の場合だと働きやすさが変わる場合もある

②ファミレス

こちらも「バイトと言えば…!」の時に必ず出てくる定番です。

ファミレスもコンビニと同じで、マルチタスクのオンパレードになりますが、対応する幅がかなり広いので難易度はもう一段階上がります。

また、飲食店はチームプレイなので、チームで動ける意識がないと足を引っ張ってしまいます。

ADHD…不注意などによって、商品をこぼしたり連絡ミスなどが目立つ
ASD…周りの様子から「自分が今何をするべきか」を瞬時に察知するのが難しい

という点から、発達障害の人が選ぶバイトとしては不向きかなと思っています。

ASD/ADHDにかかわらず、こちらも要領の良さと周囲を見渡せるスキルがないと難しいかもしれません。

③コールセンターのオペレーター

こちらもコミュニケーションがメインで、臨機応変に対応するべき仕事なので発達障害(ASD)の人には向かいない仕事の1つです。

電話越しに、お客さんが必要としている情報に対して即座に機転を利かせて対応するのがなかなかハード。

専門的な知識や得意分野ならこだわりの強さや知識の量でカバーできるかもしれません。

ただ、仕事の大半がコミュニケーションなので、言い回しや相手の立場になって考えることが基本になります。そこで頭の体力を使える方なら向いているかも。

コミュニケーション力+臨機応変ない対応が難しい。
特定分野の知識量でカバーできる可能性も?

誰でもできるバイト=発達障害に向いていない件

発達障害のひとに向いている仕事・向いていない仕事をまとめてみました。

ここでの共通点は、誰でもできる仕事=発達障害の人にははむずかしい場合が多いということ。というのも、発達障害の人(ASD/ADHD)は、特性からマルチタスクを要する仕事に対しての苦手度が高いからです。

実際向いていない仕事の部分では、

ASD→コミュニケーション面によるミス
ADHD→不注意や抜け漏れなどによるミス

が目立ってしまいます。

発達障害を持っている知り合いの方で「バリバリに接客業をやっています!」という人は中々見かけないので、飲食店は難しいという認識をもっておくといいと思います。

とはいっても「みんなができる仕事ができない」ことは悪いことではありません。得意分野やできることが違うだけだからです。

自分たちが出来ることをやりつつ、出来ないことは改善できないならあきらめるという選択肢もぼくの中では全然アリだと思います!

よくある質問:発達障害でも接客業のバイトをしたいときは?

とはいっても「それでも接客業を私はしたいんだ!」という人もいますよね。

発達障害の特性上向いていないことが多くても「接客をすることが楽しい」「相手に感謝されることが嬉しい」という理由で、難しいと分かっていながら接客業を選ぶ人もいます。

というのも、ぼく自身がまさにそうで、アスペルガー症候群でありながらも、今までに10回以上さまざまな接客業をしてきました。大変だけど、人に感謝されることがどうしても嬉しいからです…(笑)

結論わかったことは「接客業でも場合によってうまくいく」ということ。

この点については、別記事で解説するので、ぜひ気になる方はチェックしてみて下さい。

バイトで失敗しても将来の自分の投資になる

こんなこと書いちゃうと怒られますが、バイトなんて失敗してなんぼだと思います。

多くの人は真面目過ぎて考えすぎてしまうことが多いと思います。

ただ、社会勉強として多くのバイトを経験しておいた方が、自分の今後の将来を考える上でも、活かすことができますよね。

大学卒業から就職するというパターンで考えると、それまでの数年間で「どういう仕事が自分に向いているか」を肌で感じたり、「これは向いていないんだ」とギャップを知る事って、大事だと思うんですよね。

「仕事先に迷惑がかかるから」という気持ちもわかりますが、正社員と比べると、バイトや派遣は採用コストも少ないですし、事前に申告して辞めるという形も取りやすいです

「もちろん、職場の人がわるい!」とか、自分のできないことを棚に上げようということではないです。

あくまでも「ここまでやったけど出来なかった・できた」という経験が、将来的に自分の役に立つので、会社を利用するくらいの意気込みで挑戦できるといいでしょう。

ということで、今回は発達障害の人に向いているバイトについて解説しました。
よろしければ参考にしてみてくださいね!

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