こんな悩みに答えていきます!
さっそくですが、先日にこのようなツイートをしました。
発達障害に才能がないわけない。生きづらい原因は、泳げないのに水泳で戦ってるからじゃないの?だったら陸上目指せばいいじゃない。陸の上で走らずに水泳を頑張るから辛いんだよ。この世の中には陸上も、球技も、格闘技もたくさんあるからさ。
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) July 2, 2020
発達障害に才能がないわけない。生きづらい原因は、泳げないのに水泳で戦ってるからじゃないの?だったら陸上目指せばいいじゃない。陸の上で走らずに水泳を頑張るから辛いんだよ。この世の中には陸上も、球技も、格闘技もたくさんあるからさ。
発達障害あるあるの悩みとして「発達障害は才能だよね!」「いわゆる天才ってことだもんね!」という意見をもらうことが多いと思います。
言いたいことが分からなくもないですが、言われる立場からするとムッとしてしまいますよね。
しかし反面、凹凸をしっかり把握することができれば「もしかして出来るのかも?」と期待してしまう自分もいるはず。
そこで今回は、発達障害でも才能を活かしている人の共通点について解説します。
目次
発達障害でも才能を活かしている人の共通点
発達障害でも才能を活かしている人には共通点があります。
その共通点とは3つ。
- 死ぬほど努力している
- 才能を活かすための基盤がある
- 凡人意識を持ってひたすら没頭
スイマセン。初っ端から努力至上主義みたいになってしまいました。
ただ、後半では才能の活かし方も書きます。努力だけが全てじゃないっていう構成なので、ちょっと読んでみてください笑
①死ぬほど努力している
発達障害を持ちながら才能を生かしている人は圧倒的に努力しています。
ここで言う才能は、自分の得意を突き詰めて最大限の能力を出す力とします。
というのも、周りを見る限り努力していない人がいないんですよねほんとに。
発達障害と言われる人の中で努力しまくっている人は、天才かどうかは分かりませんが、かなり才能を発揮しているんじゃ無いかなと思います。
発達障害の可能性があるエジソン…電球や蓄音機など1,300個もの発明
モーツァルト35年と言う短い生涯の中でのべ800以上の作曲
2年以上ほぼほぼ無給で飲食店のことを考えて満席にしたYくん
人生の節目で何度も絶望しかけながら、自分と向き合い続けるBくん
偉人やら知人やら混ざってしまったのですが、共通として言えることは、努力の量が半端ないっていうことです。
彼らは、努力をしながら何十回も壁に打ぶち当たり、その度に反省と分析をして行動する。
そのサイクルを何年もストイックにやり続けています。
人からすると「そこまでするの?」と心配されるくらいの努力量ですが、そこまでやれば「これなら向いているかも」という感覚をつかめると思います。
努力をすればするほど、自分の出来ない部分や嫌な部分が見えてきます。
ただ、そんな嫌いな自分とどうやって向き合っていくか?という自問自答を繰り返すことで、才能や得意を活かせる状態に持っていけているんじゃないかなと個人的に思います。
サヴァン症候群は例外かも
ただ、そうはいっても稀に天才的な人がいます。それがサヴァン症候群と言われるものです。
ざっくりと言うと自閉症スペクトラムの中でも、記憶・音楽・美術・数学に関して鋭い着眼点を持っている人のこと。
驚異的サヴァンを言われる能力を持っている人は、世界に100人ほどしかいないみたいです。
間違いなく天才だと言われる人は存在していますが、天性の才能を持っている人は限られているので、参考程度にですね。
②才能を活かすための基盤がある
冒頭でも伝えましたが、才能=自分の得意を突き詰めて最大限能力を出す力と書きました。
そして、その才能を活かすには安定した基盤がいります。周りの環境のことですね。
植物で例えると、才能の芽を育てる際に、水や肥料、太陽があると育ちやすいよねという感じで、栄養が注ぎ込まれた土壌だと芽は育ちやすくなります。
人間にしても同じで、発達障害の人が才能を活かすには、家族関係、周りの人間関係、生い立ちなどの周りからのサポートは必要不可欠です。
ここがあるか無いかで、才能が伸びるか伸びないかっていうのは正直あると思うんですよね。
よく発達障害の界隈でも、「あいつは環境や人間関係に恵まれているからだ!」という場面も目にしますが、1つだけ思うのが、恵まれている人って謙虚で素直な人が多いんです。
間違っても「自分が生きづらいのは発達障害のせいだ!」「この環境の配慮がないからうまくいかないんだ!」と言っている人で、周りに恵まれている人はいないです。
というより、周りの環境や人間関係に恵まれていることに気づけていない状況なのかもしれません。
多くの人は、まっすぐ素直な人に力を貸したいと思っているはず。
なので、才能を活かすための基盤づくりとして、謙虚さという姿勢は必要不可欠でしょう。
才能を活かすかどうかに限らず、誰しも謙虚な姿勢を持つことは大切ですね!
③凡人意識をもって没頭
最後は凡人意識をもって没頭していることですね。
自分は出来る人間だと思わずに、まだまだ頑張れるとひたすら没頭している人は才能を発揮しやすいです。
没頭にしてもレベルがあり、
一日3時間没頭する人
一日6時間没頭する人
一日10時間没頭する人
を比べたら、10時間没頭する人が一番才能を開花させやすいことは火を見るより明らかです。
僕が読んでいたマンガ「銀のアンカー」にも次のような名言があります。
「365日、毎日20時間一つのことに努力すれば、何にでもなれる」
もうね、みた瞬間に鳥肌が立ちましたよ。そこまではできねぇ…!と笑
さすがに、365日、毎日20時間没頭することって、一点集中でいろんなものを捨てたり、覚悟を持たないといけないんでめっちゃ大変です。
ただ、そのくらい没頭できるものを見つけることが本当に大事なんだなという学びを得ました。
この状態までいくと、むしろ努力を努力と思わず、ひたすら夢中になっている、いわゆる「ゾーン状態」かもしれません。
難しいかもですが、そこまで夢中になれるものを探せると、発達障害の人でも才能を開花する可能性は上がります。
発達障害の才能を活かすには
ここまで書いてきた中で、実際に自分たちが才能を開花させるにはどうすればいいんだろうと思いますよね。
僕なりに凡人の自分たちでも才能を開花させるには3つの条件があると思います。
- 勝てる場所で戦うこと
- 淡々と続けられることをやる
- 自分にあったものを見つける行動をする
①勝てる場所で戦うこと
勝てる場所で戦いましょう。
発達障害に才能がないわけない。生きづらい原因は、泳げないのに水泳で戦ってるからじゃないの?だったら陸上目指せばいいじゃない。陸の上で走らずに水泳を頑張るから辛いんだよ。この世の中には陸上も、球技も、格闘技もたくさんあるからさ。
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) July 2, 2020
こちらのツイートで参考にしている通り、今選んでいる選択肢が自分にとって適してるか?という部分は結構重要だったりします。
当たり前のことですが、水泳をやっている人は泳ぎがうまい人が勝ちます。
仮に泳げないのでれば、
泳ぐのをやめるか。
頑張って食らいつくか。
そもそも泳がずに勝てる場所を選ぶか
のどれかを選択しないといけません。
時には、泳げないなら諦めて別の場所に行く。この割り切りは本当に大事です。
僕の場合、アスペルガーの特性として苦手な接客業を4年間ずっとやり続けていたんですね。
何回やってもレジ打ちはミスるし、点検はズレるし、お客さんとも上司とも話が理解できないんです。
もう溺れまくっていました。息ができないくらいに。
そこでようやく「自分、水泳向いてないわ」と割り切り、接客業をやめてフリーランスに変えたんですね。
結果、自分で仕事を選ぶというスタンスで、プログラミングの案件を受注したり、Twitter集客でお客さんを呼んだりと、無理ない範囲で戦えるようになりました。
もちろん、戦う場所を変えても違った大変さは出てきます。ただ、溺れるくらいの負け戦はしちゃダメです。
圧倒的に努力している人には才能があると言いましたが、才能=努力×場所とも思います。
自分が努力した分、何倍もレバレッジがかかる場所を選ぶことで正しい努力になります。
泳げないのに20年間泳ぎ続けるって、マジでしんどいです。
②淡々と続けられることをやる
淡々と続けられることって皆さんありますか?どうしてもやってしまうこと、気が付いたら時間が経っているものなどです。
もしあるなら、チャンスです。その分野で、ひたすら続けましょう。
好きなことや得意なことに関する発達障害の人のエネルギーは莫大なので、その力を最大限に活かすべきです。
例えば、人と話すのがとにかく好きだらか接客業をやり続ける。1人作業が向いているからモノづくりを始めるなどなんでもいいです。
継続することで、経験値が溜まり、類まれない才能が発揮する可能性があります。多くの成功者は淡々と続けることを決して辞めないです。
たとえば、大物YouTuberのHIKAKINは、10年以上前から動画投稿をしています。
他の仕事をしながら空き時間は全部動画投稿に使い、200円の同じ定食を2年間食べ続けながらコツコツ継続していたみたいです。
淡々とひたすら積み上げていくというのは、遠回りに見えて1番の近道です。
1%の努力を毎日積み重ねれば、複利的に1年後に36倍になって返ってくるとも言われています。
とにもかくにも、まずは継続。と言った時に、ひたすら興味を持ったものに対して情熱を注ぎ続けることができるというのは発達障害(アスペルガー症候群)の強みだとめっちゃ思います。
しかし、専門職やスキルが重要視される職場などであれば、一つでも突き詰めれば勝ちです。
好きなことや得意なことでも継続し続けると、壁にぶち当たって辛い思いをするかもしれません。それでも、ひたすらに積み上げていく。
ひたすらに継続し続けることで、「これは自分に向いてるな!」という才能の芽が出てきます。
この継続ができるのは、間違いなく好きなものや興味があるものに一点集中できる発達障害の人の強みです。
③自分に合ったものを見つける行動をする
最後は、いまから自分に合っているものを探す行動をすること。これが大事です。
発達障害の診断内容や特性は、もらった直後は落ち込みますが、冷静になってからみると「自分の説明書」として使うことができます。
たとえば、
ADHDで言えば知的好奇心や多動性、クリエイティブな側面を活かして、営業職・デザイナー・プログラマー・YouTuber
ASDで言えば、ルールやマニュアルに沿って仕事ができる経理・プログラマーなど
何が向いているかはやってみないとわからないですが、自分の特性が活かせそうなものは片っ端から手を出して損はないはず。
どれか一つでも当たれば、自分の得意を活かせる大きなチャンスにもなりますからね。
なので、まずは「自分に合っている仕事かどうか」を確かめるにも、片っ端から手をつけて、自分にあったものを探し当てる行動が大事です。
まとめ:才能を活かす方法わかったら、すぐに実行しよう
才能を活かす方法についてまとめてみましたが、実際上手くいっている人は行動量が多いです。
もともとの環境がよかったというのは、ガチャでSRを当てるくらいの確率です。待っててもガチャの確率は上がらないので、回したほうが効率がいいです。
思い立ったが吉日。すぐにでも可能性を上げるために、まずは行動していきましょう。