「最近怒りっぽくてすぐに相手に当たってしまう。上手く気持ちを伝えることができなくて、我慢するか発散してしまうか…。もうちょっとバランスよく人間関係を築くために、感情のコントロール方法を知りたい」
こういった悩みについて答えていきます。
本記事の内容
- アスペルガーの怒りの感情の原因とは
- アスペルガーの怒りのコントロール方法について
- アスペルガーは他人と比べないことが大切
この記事を書いている僕は、アスペルガー当事者です。
いまはでカフェ店長をやりつつ、イベントをやったり、ブログを書いたりしているフリーランスです。
アスペルガーの方の悩みとして「どうしても怒りの感情を抑えることができない…」というのがあります。
ぼくも昔はかなり怒りっぽくて、家でも学校でも仕事でも、感情のコントロールが難しく、人に当たってばかりでした。自分でもわかるくらいのおそろしい気分屋だったなと今でも思います。
ただ、壁にぶつかるたびにいろんな方法をとっていたら「怒りの感情のコントロール」が少しずつ分かってきました。
そこで今回は「感情コントロールをする際にオススメな方法」を解説していこうと思います。
※3分くらいで読めると思います。3分後には、モヤモヤする感情のコントロールの方法を知って、少し人生が変わるかもです。
アスペルガーの怒りの感情の原因とは
そもそも、なぜ怒りの感情が湧くのでしょうか。
根本の原因は「自分が思う以上に意思疎通が取れないから」だと思います。
アスペルガーの特性は様々ですが、やはり人と関わるうえで一番ひっかかるのがコミュニケーションの問題ではないでしょうか。
参考程度に、アスペルガーがコミュニケーション面で困りやすいのはこちら。
・冗談やお世辞、皮肉などを理解するのが難しい
・相手の発言を文字通りに受け取る
・耳からの情報処理が不得意な人もいる
コミュニケーション面だとこの通り。聴覚過敏などがある人は、同時に音を拾えなかったりと、ちょいと会話の難易度が上がります。

以上のことにより、目に見えないハードルを負った状態でのコミュニケーションなので、すれ違いは人よりも多くなっちゃうんですよね。
自分が学生時代の時は、まさに上記の通り。
冗談に気づけなかったり、正直に伝えすぎたりと、人とすれ違うことは多かったです。
この状態だと、人と理解できることが相対的に少なくなるため、イライラする機会は増えちゃいがちだと思っています。
もちろん、発達障害関係なく人間関係に悩む人も同じようにたくさんいます。
ただ、無意識のうちに敵を作ったりと、わけのわからない何かが原因の怒りはストレスの大きさが違います。
そう考えると、意思疎通が取れない原因が発達障害の特性と知ることはマジで大切です。
アスペルガーの怒りのコントロール方法について
怒りの原因やモヤモヤはアスペルガーの特性が関与しているかもしれないっていう話をしました。
ただ、改善するまでがセットなので、やっていきましょう。
肝心の怒りのコントロール法ですが、、怒りにフォーカスしすぎず、全体的な感情のコントロールをする」必要があると思っています。
というのも、すぐ怒ってしまう人=情緒不安定気味なので、根本の感情自体のコントロールを意識すると良くなるかなと。
とういことで、感情のコントロールの方法をまとめてみました。
- 深呼吸・瞑想や筋トレ
- 読書習慣をつける
- 感情を見える化
コツとしては、自分を振り返る習慣をつけることです。
深呼吸・瞑想や筋トレ
人は想像以上に生き急いでいます。
実際、思い返してみたときにゆっくり深く深呼吸をしたときがいつかと聞かれたら、覚えていないでしょう。
かなりイライラしたとしても、大きく深呼吸することで、副交感神経に切り替わり、リラックス効果が生まれます。
同じように、瞑想のために「無の時間」を一日のなかに作るのもアリです。
何も考えず呼吸に神経を置く時間を作ると、ストレス軽減効果があり、冷静に自分のことを考えられる状態を作り出せます。
読書習慣をつける
読書習慣を付けましょう。シンプルに、自分が気付けない問題に気づかせてくれるからです。
それくらい、先人の教えを乞うことは大切。実際に、当時キレまくりすぎて悩んだ挙句「怒らない技術」という本を買ったのですが、助けられた思い出があります。
よくアスペルガーの人は、感情より論理で考えがちといわれますが、そんなタイプにとって読書でのインプットは割と効率いいと思っています。
いまだと、耳で本を聴くAudibleの無料体験で上記の「怒らない技術」も1冊最期まで聴けるので、ぜひこの機会に読書を始めてみてください!

感情を見える化する
最期に、感情の見える化もめっちゃ大事です。これは簡単で紙とペンで思ったことを書きなぐる。
愚痴でも不満でも、1日の終わりに書き出すことで、スッキリするんですよね。
しかも、吐き出した感情が紙に書いてあるので「これからどうするのか?」と次の行動の改善に活かしやすい。
人が悩む原因として、同じ部分をずっと堂々巡りで考えてしまうっていうのがあるんですが、その理由は脳内のワーキングメモリが足りてないことから起こります。
だったら、ワーキングメモリを開放してやればいい。
ってことで、紙にひたすら書いて考えるっていうのもオススメです。
ぶっちゃけ、これをやる理由はたったひとつ
3つの方法をあげましたが、大事なのは自分との会話です。
ついつい感情が不安定な時は、さらに悩んだりして自分自身わけがわからなくなります。
その際に必要なのがリラックスや冷静さを取り戻すこと。
以上のことを意識することで、自分を知るきっかけを作ることができます。
また、「なぜそうなってしまうのか?」と深堀する行動につながるのが重要です。
一時的に怒りの感情を受け止めることも大切ですが、必ず「次はどうするか?」という行動をセットにしましょう。
イライラする
↓
リラックスしたり、一度冷静になる
↓
その後「なぜそうなったか」分析
↓
自己理解が進む
↓
以下繰り返し
この流れを作ると、最終的に自分と向き合う習慣が作れるのでオススメ。
むしろ、自分をしるための手段として先ほどの感情コントロールの手段を使うべきです。
どの方法をとっても、一時的な消化でなく、自分に向き合うことを目標とします。
繰り返せば繰り返すほど、感情のケアも少なくなってコントロールしやすくなるので、ぜひぜひ始めてみてください!
アスペルガーの感情コントロールは自分のペースで
ということで今回は以上となります。
ぼくは基本的に、情報収集からインプットを行い、ブログや人にアウトプットしながら、自己理解を深めています。
とくに情報収集はスキマ時間に出来るAudibleがオススメなので、「【無料体験】実際に使ってみた!Amazonオーディブルを使うべき3つの理由」もご覧ください。
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