「発達障害辛すぎる」「こんなん人生ハードモードやん」そんな悩みを持っている人はかなり多いと思います。
ぼくも昔は全くそうで、「何をやってもうまくいかない」「俺だけ生きてる世界が違うのかな?」と本気で思うくらいの生きづらさを日々感じ続けていたので、すごく気持ちがわかります。
ただ、何度も自分の発達障害と向き合うことで、今は自分なりに充実した生活を送ることができています。
結論から言うと、苦手を避けて得意で生きるということ。
自分の得意を最大限に生かしつつ、弱みを最小限に抑える。それが、発達障害の人が人生ハードモードの脱却のカギです。
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発達障害の方が人生ハードモードに感じる理由とその対策について、記事でも詳しく解説していきます。
目次
発達障害の人生がハードモードの理由は真面目さが原因
さっそくですが、発達障害の方が人生ハードモードに感じる理由は何でしょうか。
自分の特性の凹凸や、出来ることと出来ないことの差が激しいことによる、職場や学校でのすれ違いでしょうか。
原因は1つ。真面目すぎるという点です。
人それぞれ生い立ちや価値観などが変わるので、一概に言えませんが、生きづらさにつながる最終的な部分は「相手のことがわからない」という部分に辿り着きます。
たとえば、「仕事でケアレスミスが多すぎて上司に愛想を尽かされてしまった」「相手の気持ちがわからず、普通に発言したのに嫌われてしまった…」など。
ぼくがアスペルガーなので、ASDを例に出してみますが、彼らはとくに真面目です。
その真面目さはとてもまっすぐで素敵な部分ですが、悪い意味では融通が利きません(笑)
この真面目さのコントロールがうまく出来ていないと、人間関係をこじらせやすく、人生ハードモードになる原因ではないかなと思うんです。
真面目過ぎると人生詰みます
たとえばアスペルガーの真面目さで言うと、このようなパターンがありませんか?
「断ってはいけない」と繊細になりすぎて振り回されてしまう。
「これは違うんじゃね?」と思ったことを率直に言ってしまう。
同じアスペルガーでも、人それぞれ空気を読みすぎてしまったり、反対にグイグイ近づきすぎてしまったり、真面目さがゆえに人間関係で苦戦している人が多いです。
この融通の利かなさが、人間関係でうまくいかない原因を作ってしまうのではないかと僕は思っています。
「じゃあ、人付き合いが上手くできる人は、どうやって人間関係を築いているの?」となりますよね。ぼくもずっと考えてきました。
その中で行きついた答えが、マジメさの反対側にある「テキトーさ」です。
発達障害のハードモードはテキトーさで解除
「テキトーさなんて絶対に上手くいかないじゃん」となるのですが、多くの人はうまい具合に真面目さと適当さをミックスさせています。
頑張るところで頑張って、他では手を抜くっていうところですね。言い方を変えるとずる賢さというのもかもしれません(笑)
この適当さっていうのは、なんでもかんでも投げやりにすることではなく、相手にも選択肢を与えてあげること。
つまりは、自分が100%選択しずに、相手にも余裕を持たせることです。たとえば先ほどの例で「思ったことをまっすぐ伝えすぎてしまう」という人がいるとします。
これをするとダメな理由は、自分都合が100%で相手都合が少ないからです。だから衝突が起きちゃうんですね。
人間関係で上手くやり取りをする人は、相手に余裕を与えることができます。
つまり「伝えるときにやわらかく伝えることにより、相手に余白を作って衝突を避けています。
同じように過ごしているのに、自分だけ怒られて相手は怒られていないときは、だいたい相手は重点を掴んでいたりします。
これは他の発達障害の方にも言えますが、自分の苦手部分で相手に対して負荷を与えてしまうなら、他で余裕を与えてカバーするほかありません。
このような意識を持って人間関係を結ぶと、人とぶつかりにくくなるっていうことですね。
もちろん、これをやれば完全にうまくいくということではないですが、意識することで人間関係の衝突などは限りなく減らせると思います。
これが世間で言う、折り合いやタテマエだと思います。
ASDは真面目すぎるがゆえに、言葉の裏を理解できなかったり、本当に素朴なんだろうなぁ。ただ、生きていく上で「ウソ」や「タテマエ」で成り立っている社会があることも知らないといけない。
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) June 26, 2020
「思ったことを率直に伝えていないのはウソだ!」というウソの部分は、相手に対して余裕を与える優しさと捉えることもできます。
発達障害の人は、人生ノーマルモードを目指すこと
以上のことを理解しながら行動すると、以前よりも人間関係について悩みにくくなります。
ただ、それでも人と関わるのがどうしてもめんどくさいし嫌いっていう人もいますよね。
ぶっちゃけ、僕もどちらかというと1人がいいタイプで、1日の中で自分の時間を6時間くらいは確保したいタイプです。そうじゃないと落ち着きません(笑)
だからと言って、人の関係性を断ちすぎると金銭的に安定しなかったり、生活面でも苦労しますよね。
そこでオススメな方法が、人と会わなくても生きていける状態を作るということです。
本業だけでお金を得るとなると、拘束時間が増えたり、人との関係に対して常に考えないといけなくなったりとやっぱり大変です。
また、頑張りすぎて疲れちゃう方も多いと思います。なので、社会で一般的と言われている生き方よりも、自分に合った生き方をカスタマイズするのが賢明かなと思っています。
人が好きなタイプであれば、居酒屋で働けばいい。
人が嫌いなら、人と会わずに出来る仕事やスキルを身につける。
そうすることで、ストレスを減らして得意分野で戦えます。
世間の普通が当たり前と思わずに「自分には他に何ができるんだろう?」という意識で仕事を探すのがオススメです。
そうすれば、人生をハードモードからノーマルモードくらいには持っていけます。もちろんノーマルモードでも、敵は出てきますが(笑)
ただ、強ボスが出続けるステージよりも、ほどほどに戦いやすい敵が出てくるコースになるので、無理せずモチベーションを保てると思います。
発達障害の人が苦手を避けて得意で生きるには
得意分野で戦うには、嫌いや無理なことを出来るだけ避ける必要があります。
そんな発達障害の方におすすめの働き方はこちら。
クラウドソーシングサービスは自由度が高い
クラウドソーシングサービスは、パソコン1台あれば遠隔で仕事を受注できるサービスです。サイトの中で仕事を探して、実際に受注して納品する形です。
「怖いしできるか分からない」と思う方も大丈夫です。ライティングからデータ入力まであるので、簡単に仕事を受注することができます。
実際、ぼくも空いた時間はクラウドソーシングサービスを通して副収入を得ています。
自分の時間を確保して、出来ることや好きなことを極める時間と、同時に人と会う時間のバランスが取れているので、自分の中ではかなり安定しているなと感じています。
遠隔で案件を取れる仕事であれば、対面のコミュニケーションを必要としないので、バイトをするときのリアルタイムの緊張感などがなくなります。
もちろん、文字でのやり取りや、スキルが無ければ難しいです。ただ、文字のやり取りであれば時間をかけて考えればいいですし、探求心の高い発達さんにとって、ライティングは向いている可能性が高いです。
発達障害持ちとライティングの相性が本当に良いと思います…!
発達さんの
・知的好奇心が高く、すぐに知りたくなっちゃう
・生きづらさを経験してるからこそ優しい文章が書ける
・よく動く思考を駆使した情景の豊かな文章を書ける
点は、ライティングと相性バツグンだと思うの。✨ https://t.co/tXsAFHCoI1— Haru@ADHD/ASDをイラスト解説! (@Harugraph_) July 1, 2020
ぼくも気が付けば、ググるタイプで知的欲求が高いタイプです。なので、ライティングの案件が違うジャンルでも「勉強になるなぁ!」と逆にテンションが上がっています。
プログラミングが狙い目
アスペルガーの人は騙されたと思ってプログラミング始めてみてほしい。
・細かいミスに気づける
・人との関わりが少ない
・副業レベルでも始めやすいコードを見るだけで嫌!って言う人でなければ、コツコツ積み重ねるだけで副業レベルまでたどり着ける😌
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) July 29, 2019
じっくり1人で取り組むことができて、0-100で正解・不正解が返ってくるプログラミングも、アスペルガーの人の特性を考えると適職です。
間違っているときは、容赦なくエラーが出ますが「機械は裏切らないな」と安心します(笑)
知人にもIT業界で働いている・働こうとしている人は多く、ぼく自身も独学3か月で5万円ほど稼ぐことができました。
独学でも副収入として稼げるので、プログラミングスクールなどに通えば手に職を付ける難易度はグッと下がるでしょう。
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人生の自由度を高めるには、選択肢を増やすしかない
人生ハードモードと思う人は、ハードモードじゃない場所を選ぶしかありません。
そのためには、人との出会いや運も大事だと思います。
ただ、不確実な未来をじっと待つよりも、確実にスキルを取得して自分から道を切り開いていった方がいいということは言うまでもありません。
今回の記事では、ハードモードを脱するための方法をあげました。
実際、自分で出来ることに手を出して、向いていたら極めてぶち抜けばいいんです。
社会の中の普通に対して、真っ向から対抗するために、自分自身の力を高めていきましょう。