アスペルガー

「アスペルガー辛すぎ…もう生きていけない」と思った時に読んでほしい

アスペルガー症候群を持っているけど、もう生きていくのは辛い。何をやってもうまくいかないし、人のことも理解できないから、もう全部投げ出したい!

こういった疑問に答えます。

今回は、アスペルガー症候群を持ちながら「もう人生無理だわ」と思っている人に対してのメッセージです。

どれだけ意識しても周りとずれてしまったり、自分の中で理解できないことを周りはすんなりと理解して馴染んでいたりと、比べてしまうと辛い部分ってたくさんありますよね。

今回の記事は、同じように悩んでいた過去の自分に向けて書きました。

「もう全部投げ出したい」「アスペルガー症候群の自分が全部悪いんだ」と思っている方に是非読んでいただきたいです。

アスペルガーは確かにつらい

アスペルガー症候群を持ちながら生きていくことは確かにつらいです。これは症状の重さに限らず全ての発達障害の人においてです。

小さいころから学校生活などでちょっと違うと「これは間違っているからね」と言われる経験や、意図せずに「なんで空気読めないんだよ」と言われることもありますよね。

もともとは人と話せるタイプだったのに、人間関係のズレによって孤立するタイプになる方もいます。

ぼくもアスペルガーに見えないといわれますが、実際は様々な経験をしてきました。

部活内で無視されたり、なぜか人に避けられることが増えたりという経験ですね。

そんなことを経験してくると「もう嫌だな…」となってしまうのはしょうがないです。

ただ、冷静に考えてみて欲しいのですが、アスペルガー症候群の方が生きづらい原因は、たったひとつ。

「障害者」という言葉が「自分とは違う」という区別を自他ともに生んでしまうからだと思うんですよ。

そんな言葉を背負いながら生きるときに、「生きづらさ」を感じずに生きていくことってなかなか難しいです。

生きていけない時は全てをやめてもいい

そんな現状と自分を照らし合わせたときに「うまくいかないなぁ」というギャップだらけになるは、アスペルガー症候群あるあるではないでしょうか。

「なんであの子のようになれないんだろう」「自分だって悪気が無いし仲良くしたいのにな」と思ってしまう場面もアスペルガー方なら一度は経験したことがあるとおもいます。

じゃあ、なんでそんなことになってしまうんだろう?と考えたときに、自分が思うことは、この国では多数決で勝ち続けることが重要だから。

学校でも職場でもルールがあって、そのルールに適応できる人が生存できるということに気付けるかどうかが大きいと思います。

ただ、アスペルガーの視点からすると、ルールに対して疑問を持ってしまうことも多々あると思います。「普通に考えて~」という普通がわからない「これは建前だよ」の建前がわからない。

もちろん、自分も相手も悪気があってすれ違っているわけではありません。ルールの中である程度の人が納得している部分になじめるかどうかです。

どうしても馴染めないときは、そのルールから抜け出すしか方法はありません。

もし、今いる環境や人間関係が苦痛でしょうがないなら、一度逃げてみるのも選択肢の一つです。

いまならアスペルガーが生きていくための手段は多い

実際、僕はいま世間のルールに抗って生きています。職業はフリーランスです。

会社に言われたことを頷きながら仕事をするのではなく、自分で決めて自分で責任を取る。そんな仕事です。

どうしても社会に適応できないなら、自分がルールになる立場に身を置く事もできます。といっても、簡単ではないことなので大変ですが…。

ただ、大事なのは、自分が見ている世界だけが生きづらいわけではないということです。

たとえば、今では昔と比べてネットが普及してきて、いつでもどこでも働く「ノマドワーカー」という働き方も生まれています。

パソコンを通して仕事をするので、対面でコミュニケーション力を駆使して仕事をする必要はないのです。もちろん文字でのコミュニケーションは必須ですが。

どうしても、リアルの世界で生きづらさを感じてしまうなら、文字の世界で戦えばいいと思うんですね。

その世界では、対面でのコミュニケーションよりも、成果物が重視されるので、しっかり納品すればOKという世界なので。

実際に僕の印象的に思っているのは、ランサーズというクラウドソーシングサービス(遠隔で仕事を請け負うサービス)で月45万以上稼ぐことに成功した発達障害の方の言葉です。

 

その方は「これまで虐げられた健常者の社会に飼われることはありえない」と言っています。

その反動から、努力して成功をおさめ、いまでは自信が持てるようになっていました。

要は戦う場所を「リアル」から「ネット」に移して、自分の苦手を避けて得意をできるだけ活かせる場所に移動したことによって、生きづらさを改善することができるということです。

自分に合った戦場を選ぼう

生きていけないと思っている方にメッセージを届けようと思い、ついつい熱くなってしまいました。

最後にひとつ伝えたいのは、手なところで消耗し続けるくらいなら、戦う場所を見直そうということ。

生きていくのが辛いのは、あなた自身の問題よりも環境や人間関係の部分に原因が潜んでいるかもしれません。

同じ場所でやりぬく力も大事ですが、自信を無くしてもう全部辞めてしまいたいとなるのであれば、自分に合った戦場を見つめなおすと、少しは希望が持てるかもしれないですよ。

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