発達障害

発達障害は強みを生かしてフリーランスをしてはいけない【あとで詰む】

発達障害を持った人は強みをかせるとかよく言われますよね。そういう時に働き方の一つとしてフリーランスとして働くことが上げられるかもしれません。

特に発達障害を武器に仕事で活躍したいと思っている人は、自分の強みを生かして好きなことを仕事にしたいと思っている人も多いと思います。

もちろん、この記事を書いているアスペルガー症候群を持っているぼく自身も、自分の力で生きてくぜ!と思い今はフリーランスという形で飲食店の店長をやっています。

そんなこんなで一応フリーランスになったのはよかったものの、思っていたことと違ったりと自分の中で多くの葛藤がありました。

ということで今回は、アスペルガー症候群という発達障害を持ちながらもフリーランスとして働いているぼくの目線から、発達当事者がフリーランスになろうと思った時の考え方について話していこうと思います。

発達障害は強みを生かしてフリーランスをしてはいけない

強みを生かせる発達障害の人ならそもそもいかせている

そもそも本当の意味で発達障害の強みを生かしている人っていうのは、強みを生かそうと思う以前に仕事としてすでに成立している場合が多いです。

例えば中学生で起業したコーヒー焙煎士の岩野響君は、自分の感覚過敏を生かしてコーヒー屋さんをやっています。

これって強みを生かしたいというより、自然と特性が仕事になっている流れですよね。

その子みたいにこれは絶対に生かせるというパターンの人はすでに生きていく過程の中で強みを生かしていますが、多くの人は「ちょっとこれが得意だから仕事にした」というような、自分でも強みかどうか微妙なケースも多いと思います。

ただ、これって実際問題簡単にはいかないですよね。

この二つのケースの違いは、やっていく上で気がついたら仕事になっちゃっていた場合と、今から強みを探して仕事に活かすぜっていう違い。

本当の意味で強みを生かしている人はそれ自体が強みと気づけていない場合も多くいのです。

文章が得意な人だとしたら「文章が得意かもしれない」と思う前に好きで文章書いちゃっているような感覚に似ています。

だからこそ、発達の強みを生かそうと思っている時点で、もしかしたらその強みって本当に強みなのかな?という視点で自分のことを見ないといけません。

もちろん、環境によって大化けする可能性もありますが、後々フリーランスとして独立した時に「こんな風じゃなかった」となるので。

他が足を引っ張る可能性が高い

発達障害が強みを武器にして独立しようとする時の盲点として、発達障害の特性が足を引っ張るということがあります。

こればっかりはどうしても仕方がないのですが、知っていると知っていないだと結構違います。

例えばフリーランスになるメリットとして働く時間を調整したり、休む日を決めることができると言うメリットがありますが、始めた当初はほぼほぼ難しいんですよね。

というのも、自分で強みを生かして商品を作ったり売り出したり、人脈作りなどフリーランスはやることがとにかく多く、丸一日動き続けないとお金を稼ぐことが難しいからです。

そうなると体調管理や日程調整など一般的に強み以外の部分で、発達障害の特性として苦手な部分も自分でやらないといけません。

強みを生かせたとしてもそこに一緒についてくる業務が大変!という状況になるんですよね。

そういった盲点の部分とどうやって向き合うかを考えることができないと、強みを活かす段階になる前に自分の特性によって自分の首を絞めてしまうことに繋がります。

まずは強みを活かす前に、特性上難しい作業なども一緒についてくるという部分も意識しないと、自分で自分の首を絞めてしまう可能性も高いです。

発達障害はやりたくないことを基準にフリーランスになろう

ここまで書くと「発達障害でフリーランスになるのはもう無理なんじゃないか」と思われるかもしれません。

ただぼくが伝えたいことは、強みを生かして仕事するのは無理だよ。ということではなく、その段階に行く前の下積み段階の考え方として、「絶対に◯◯をしたくないからフリーランスになる」という考えを持って欲しいのです。

特性を乗り越えるポイントは「やりたくないこと」

フリーランスの利点として関わる人を選べたり、好きな時に仕事をするというメリットは、自分が安定した収入を得られるという基盤ができてからの話。最初はとにかく動かないといけません。

そんな時に、特性上苦手な業務が絡んできた時もフリーランスだと自分自身の力でなんとかしないといけません。

ADHDで言うと予定調整や体調管理など、アスペルガーだと苦手な人付き合いとの向き合い方やコミュニケーション面など。

ぶっちゃけ社会人でもフリーランスでも好きな仕事をする前には同じ壁を越えないといけないという現実があるんですよね。むずい。

自分で好きなことをやる手前の準備段階は、とにかく自分自身と向き合わないといけないんですよね。

そして、そのために必要な原動力は「やりたくないことを絶対にやらない」というエネルギーだと思っています。

ぼくの場合だと、バイトや正社員時代に人から指示されたり怒られたりすることに対して極度のストレスを感じるタイプでした。

なので「絶対に人から怒られるような仕事はしたくない」という一心で会社に属さないフリーランスという働き方を選択したんです。

もちろん、アスペルガーの特性が相まって「人と話すのがすごく辛いな」とか「全然自分の伝えたいことが伝わらない」ということも多々ありました。

ただ、それ以上に「一年前に経験した社会人生活は絶対に無理だ」という気持ちが強く、後に引けない気持ちが、苦手意識のあるアスペルガーの特性に打ち勝つ大きなエネルギーになったんですよね。

この気持ちを持っていると、自分の中の目標に向かって歩いていく時に、特性が原因でへこたれそうになったときも踏ん張って向き合うことができます。

強みを活かすという意識だと「やっぱり強みなんていかせなかったんだ」となります。

ただ、やりたくないことを基準におくと「これができなかったらまたあの生活に逆戻り…そうなるくらいなら乗り越えてやる!」と自分の鼓舞できるんですよね。

人は本当に追い込まれた時に真価を発揮すると思いますが、それでうまくいく人はネガティブな感情を見方につけていると思います。

必死で動きまくる時期に「〜〜だったらできるかもしれない」という曖昧な気持ちよりも「〜〜は絶対にしたくないと」いう意識を持った方が持続力が高くなると思っています。

だからこそ、発達障害持ちがフリーランスになる場合は「やりたくないこと」を念頭に考えるとうまくいくよなという話でした。

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