ども、アスペルガー店長ことあすてんです。毎日営業でカフェの営業をしつつも、全国から会いにきてくれる発達当事者の方と熱いトークをしたり、悩み相談に乗ったりと毎日楽しく仕事しています。
今回の話は「発達障害を持っている親子がうまくいくには」という話です。
というのも先日、お店に足を運んでくれた発達障害を抱えた娘さんとお母様の、親子としての発達障害への向き合い方がとてもよくて「このやり方だったらうまくいくなー」と思ったんです。
ということで、今回は先日の素敵な出会いで気づいたことを基に、「発達障害を持っている子どもがうまくいくには?」というテーマについて書いていきます。
発達障害でうまくいく親子の特徴とは?
結論から言うと、発達障害を持っている親子でうまくいく傾向にあるのは、お互いを受け入れ行動に移している人です。
当たり前かもしれませんが、これに尽きると思います。
お互いが発達障害という、みたこともないし、ふれたことのないものに向き合うときに、一番近い存在の親が受け入れてくれないと、子どもは前に進むことができません。
だからこそまずは、一番身近な存在の親が子どもが何に悩んでいるのか、世間の目とか常識とかを全て捨てて「子どもが何を考えているのか」聞くべきです。
だって、冷静に考えて発達障害の特性などで
「なぜかうまくいかない」
「周りとズレている」
と感じる本人が一番苦しいし、辛いですからね。
そんなときに、世間の常識とかのフィルターを通されても、子供からしたら「そんなのわかるわけない!」となるわけです。
なので、まずは子どもの抱えている不安な感情や、伝えたい気持ちを冷静に聞いてあげる。その受け入れの姿勢がめっちゃ重要。
子どもは「親は自分の味方だ」という感情を抱かない限りは、前に進むことができません。
受け入れることで子どもの意識が変わる
最初は怖いかもしれませんが、子どもの気持ちをとにかく尊重した提案や行動をすると、子ども自身の意識が変わっていきます。
こども自身もどうすればいいかわからない中、一番近い存在である家族が味方になると言うことは、かなり大きな一歩だからです。
昔のぼく自身も、最初は学校に無理やり行け!という親の提案に対して、毎日喧嘩してぶつかり…。そうこうしているうちに親が、
「幸せに生きてくれればそれでいい。もう無理なことは言わないから応援している」
といってくれました。
それからは「自由に生きていいんだ!」という安心感にも繋がりましたし、同時に「これからの生き方は自分で決めないと」という強い意思を持つこともできました。
最初はお互いの意思がぶつかり合ったり、理解できないことですごく大変かもしれません。
ただ、一番先にこどものことを優先して好きなようにしてもいいという選択肢を与えてあげる。そうすることで、次はこども自身がどうしていきたいか意思表示をするようになると思います。
・ぼくはこうしていきたい
・こう言うところに不安や疑問点を持っている
・この疑問に対してどうやって向き合えばいいか
このようなことが子どもの口から出てきて、初めて行動するための準備が整ったと言えます。
発達障害を受け入れた後は親子ともに進むこと
この段階までくると、子どもが何を考えているか。どう言う風に生きていきたいのか。だいぶ理解することができるようになっているのではないでしょうか。
あとは、こどもが進みたい道のりに対してサポートしてあげる姿勢を持ちましょう。
発達障害の子を持つ親は「子どものやりたいようにやらせる」べき
こども自身特性を気にしていることも多く、自分なりに考えたり模索していることが多い。そこを尊重してあげないと。
どうやって周りに合わせるかじゃなくて、子どものやりたい道に対してどうサポートするかが親の役割じゃないかな
— アスペルガー店長🔥あすてん (@Kojirase_tencho) October 28, 2019
あくまでこうするべき〜という発言ではなく、こどもがこう言う風に進みたいから、それにあった選択肢を提示してあげる。
そういうスタンスでいくと、自立して行動するようになります。
間違っていけないのが、子どもは子どもなりの生き方があるということ。
そして、子どもの目指している目標や生き方に対して、サポートするように動くのが親の役目だと思います。