「発達障害をどうしてもカミングアウトすることが難しくて緊張します。相手にどう思われるかも怖いし、どういう風に伝えることが一番いいんだろう。何かコツとかあれば知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
発達障害カミングアウトのコツ
発達障害のカミングアウトは失敗しても大丈夫です
この記事を読んでいる方の悩みとして「うまく発達障害をカミングアウトできるかな」という点があると思います。
たしかに、最初はめちゃくちゃ怖いですよね。
ぼく自身も発達障害あることを伝えようとしたときに、かなり緊張した思い出があります。
ただ、いろんな人に伝える上で、「発達障害のカミングアウト」をする際のコツについて少し分かったことがあるので、今回はそれについて解説します。
4分ほどで読めると思います。この記事を読んだ後に、勇気を持ってカミングアウトしてみると、ちょっとだけ世界が変わるかもです。
それではご覧ください。
目次
発達障害カミングアウトのコツ
単刀直入に発達障害カミングアウトのコツは様々あると思っていて、ざっくり分けると3つあると思っています。
①発達障害という言葉をなるべく使わない
②ハードルの低いところから
③重い空気を作らないこと
①発達障害っていう言葉をなるべく使わない
ひとつめは、発達障害っていう言葉をなるべく使わないのがコツです。
「そんなんじゃ伝わらない」と思うかもですが、発達障害を知らない人に「発達障害が〜」と言っても、たいていは伝わりづらいのげ現状。
なので、相手がわかりやすい言葉、相手の土俵で伝えるようにしましょう!
たとえばですが、職場での伝え方の場面として、
Aさん:発達障害があるので、仕事のここがうまくいかなんですよ
Bさん:この仕事の〇〇の部分で、よく抜けがちなクセがあって、もしこうしてもらえると助かるんですが〜
だと、明らかにBさんの方が伝わりやすいかと思います。
「発達障害で困っていること」を別の言葉で言い換えて、相手のイメージしやすい部分にもっていくのがコツです。
ちなみに発達障害という言葉を使わない方がいいもう1つの理由は、「障害」という言葉のイメージが大きいからです。だからこそ、伝え方を変えてワンクッションおけば、最終的に発達障害の理解も進むのではないかと。
②ハードルの低いところからやること
カミングアウトする際は結構緊張するものなので、比較的伝えやすいような人からがいいです。
つまりは、ハードルの低いところから伝える感じですね。
振り分け方は、「どこで?」という環境をざっくり決めてから、「だれに?」と徐々に絞ることです。
環境バージョン:職場
↓
人バージョン:同僚/上司/部下/部長
と、どこにカミングアウトするか範囲を絞っていき、できるだけ受け入れやすいところから伝える練習をすると、ダメージが少ないかもです。
ぶっちゃけ、発達障害に対してよく思わない人もいると思うので、全員に理解してもらう思考は捨てておいた方がいいと思います!
③重い空気を作らないこと
最後に、重い空気を作らないことですね。
状況によりますが、出来ることなら深刻さは消して伝えられるのがベストかと思います!
突然「僕にはこういうのがあって…」と言われても、ぶっちゃけ相手は反応に困りますからね。
僕の場合だと、サークルの先輩や友達などさまざまな人に伝えましたが、結構明るめに伝えることを意識しました。
お互い気を使うのも嫌ですからね。
無理やり明るく伝えなくても大丈夫だと思うのですが、自然体に伝えられるレベルだといいとおもいます!
そんなこと言ったって、「簡単に気持ちを切り替えられないよ…」っていう方は、機会を改めてもいいかもしれません。
もうどうしようもないから伝えなきゃという場合は例外ですが、メンタルがしんどい時に失敗すると結構来ると思うので、状況と相談ですね。
共通点は相手視点で考えることです。
ここまで書いてきましたが、共通点は相手が重く受け止めないように、イメージして伝えることが大事ということです。
「想像力がないからわからない」っていうタイプなら、とりあえず上記のことを意識すれば、大きな失敗は防げるかと思います。
発達障害カミングアウトの失敗はしても大丈夫です
ここで個人的に思うことですが、最悪発達障害カミングアウトは失敗しても大丈夫です。
理由は以下のツイートの通りです。
発達障害カミングアウトの1番のメリットは、人間関係の断捨離ができること。もし打ち明けたときに拒否反応を示す人であれば、今後付き合っていく必要はないですよね。それよりも、わかってくれる人や、良き理解者との関係性をより良くするために人生の時間を使っていくほうが幸福度が増します😌
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) July 16, 2019
言い方は悪いですが、失敗したら「人間関係が断捨離できたな」と思うんですよね。
実際、カミングアウトした際に理解されるかはわからないですが、人でも会社でも態度を変えられるところと、付き合っていく必要ってなくないですか?
ぼくは、そういう人たちと付き合っていても、いずれ関係性が破綻する可能性が高いと思っています。
それなら理解できない人とはサヨナラして、そのぶん理解してくれる人との関係性を向上させた方が絶対いいと思うんですよね。
てなわけなで、勇気を振り絞ってカミングアウトに失敗しても、凹まなくていいです。
むしろ、理解者の人は自分のことをしっかり見てるんだなと認識しつつ、その人たちの関係性を良好にしていきましょう!