こんにちは、あすてんです。
2年くらいカフェの店長やイベンターをやりながら生活している発達障害フリーランスです。
先日にこのような形のツイートをしました。
発達障害の人、個性を活かすための挑戦も大事だけど、その挑戦を正当に評価してくれる環境がもっと大事だと思う。自己肯定がない場合、「何やってんのw」の一言で諦めてしまう可能性もあるから。だから、同じ発達でも「似た属性で努力している人」と絡めるとイイよね。
— あすてん(アスペルガー店長🔥) (@Kojirase_tencho) June 22, 2020
発達障害の人、個性を活かすための挑戦も大事だけど、その挑戦を正当に評価してくれる環境がもっと大事だと思う。自己肯定がない場合、「何やってんのw」の一言で諦めてしまう可能性もあるから。だから、同じ発達でも「似た属性で努力している人」と絡めるとイイよね。
発達障害でも生きやすい未来を作るには、個性を生かすための挑戦と環境が大事です。
ただ「個性を生かす」と一概に言っても、細かく分けると(準備・環境・挑戦)を考えていかにといけないと思ってます。
なので、個人的に思う個性の活かし方について解説します。
目次
準備編:発達障害の人が個性を活かす準備とは
個性を生かすためには、まず自分が挑戦しやすい土台を作らないとけません。
そのためには自己分析が必要です。
嫌いなことから伸ばすのはむずかしいので、まずは自分を知って全体像を把握することが大事だと思っています。
そのためには以下の3つを意識してみるといいのではないでしょうか!
①できる・できないことを把握
②失敗から学ぶ
③他人から聞く
①できる・できないことを把握
できることとできないことの把握をしていきましょう。
これは、比較的簡単で、自分が持っている特性と照らし合わせると探すことができると思います。
ルールやマニュアルがしっかりしている
数字は論理で対応できる職種(プログラマーなど)
興味のあることに打ち込みやすい
こだわりが強いことがある
一人でいること、細かい作業が得意
切り替えが早い
順序立てることや整理整頓が難しい
斬新なアイデアが思いつく
積極的にコミュニケーションをとる
説明能力が高い
たとえば、ASDはじっくり考えたり一人作業が好き。ADHDなら発想力が豊か。
というように逆算する感じです。
「自分はこういう特性がある」と型にハマりすぎと、動きづらくなってしまいますが、参考にするのはプラスになります。
②失敗から学ぶ
これは過去の経験則から自分を知る方法です。
当たり前の話ですが、よくミスをする部分が自分の中で苦手な分野です。
なので、ちょっと目をつむりたい気持ちを抑えて過去の失敗を振り返ります。
というのも、発達障害の人は特性によって能力の凹凸が激しいので、大きく凹んでいる部分は避けるほうが人生イージーモードに使づきますよね。
あと、ぼくなりのポイントが、より自分を知るために「どの状況でどういうミスが起きたか」と一段階細かく分析するとより深く知れるかもです。
ちなみにぼくはASDですが、想像力が無いといっても全部の想像力が無いというわけではないと自分で思っています
小さくシチュエーションごとに分けていくと、苦手の核が明確になって、自己理解が進みやすいと思います!
③他人から聞く
これもおすすすめです。
自分がわからないから旅に出る人がいますが、それよりも「相手から見える自分」を知るのがぶっちゃけ一番です。
というのは、他の人間からどう見えているかが自分の見え方であり、自分が思う自分は思い込みに近いものもあるからです。
これで、自分の良い部分や、悪い部分をあぶりだしていきましょう。
あと、これは個人的に思うのが、褒められたときに「そんなことないよ」と謙遜する気持ちは、表面だけで留めておいた方がいいと思います。
理由としては、自信が無い人が内側の自分まで謙遜すると「自分には価値が無いからな」とメンタルが豆腐に近づくから(経験済み)
「謙遜してさらに頑張るぜ」という姿勢を持つためにも、内側ではしっかりと自分を受け止めましょう。
ちなみに、仲のいい人から教えてもらう「自分の悪い部分」はけっこう大事だったりしますよ。
2:環境編:発達障害の人の個性を活かせる環境とは
そして、個性を生かすための環境を見つけるために最後は環境です。
ズバリ挑戦を評価してくれる場所を探しましょう。
自分が行動している時に応援してくれる仲間や環境は重要です。
その状況で、やっと個性が羽ばたける土台になるから。
ちょっとたとえがあっているかわかりませんが、学校教育とかもそうですよね。
豊かな発想力を持った子供たちの思考も「こうあるべき」「ああであるべき」と言われると、柔軟な発想や挑戦する思考がしぼんでしまう。
そうなると、伸びにくいし挑戦しにくくなる。
だからこそ、認めてくれる場所を探しましょう。
そして、環境も2パターンあると思っていて、相手が発達障害ある場合とない場合でわけるとわかりやすいかもです。
発達障害を知らない人:挑戦を笑わない人が多い場所を選ぶ
発達障害の集まり:同じフェースで頑張ろうとしている人とつるむ
発達障害を知らない人:挑戦を笑わない人が多い場所を選ぶ
変化するときに「なにやってるんw」と笑う人っていますよね。
「お前みたいなやつは無理だって」と言ってくる人はドリームキラーと言われますが、そういった人といると、モチベが下がりやすいので注意です。
付き合うことが悪くないとは思わないですが、次の段階や上へ上へと向かうときは邪魔になってしまうので、付き合い方をある程度考えるのはいいかも。
発達障害の集まり:同じフェースで頑張ろうとしている人とつるむ
発達障害の界隈の中では、それぞれ発達障害と向き合っているフェーズの違いがあるみたいで、それがバリバリ出来る層、ギリギリ出来る層、ムリです層と分かれるみたいです。
ぼくはそこまで意識していないのですが、このフェーズが違う人同士が議論すると、嫉妬したり争いが起きやすいっていうのはTwitterで経験しています。
なので、自分と近い存在の人で頑張っている人とつるむと、いいかもしれません。
3:挑戦編:発達障害の個性は量で生み出そう
「そうはいっても個性なんて自分にはない…」という方は、量でしか生み出素のがいいと思います。
よくホリエモンが多動力!って言っていますが、結構共感できます。
ていうのも「個性=他人と違うところがある=抜きんできる必要がある」から。
そのためには、いろんなものに手を出してもいいから、ハマったものには時間を使いまくる。
そうして、個性や得意を探す旅をしましょう。
ADHDの場合なら多動力を生かして動きまくるもいいし、ASDならじっくり考えることを武器するにして1つずつ確実に分析して動いていく。
とにかく、自分なりに一番動きやすい状況で、コツコツと積み重ねることが大事です。
自分なりに行動すれば、いずれは個性や強みが見つかるんじゃないかなと思います。
おわりに
ということで、今回の記事は終わりです。
発達障害の人における個性の活かし方や環境の見つけ方は、それぞれ違います。
ただ、パート分けにして考えるとちょっと整理しやすいかなとも思うので、ぜひ参考にしてみてください。